レザーでつくるお茶箱レッスン「革茶箱」
ここでの「茶箱」は茶道のお点前につかうものではなく、その昔収穫した茶葉を保管したり運ぶために使った木箱のこと。
箱は反りの少ない杉の板で組み立てられていて、内側にはトタン板(亜鉛メッキ鋼板)が貼ってあります。
お茶の葉を湿度から守るためだそうです。
「お茶箱のレッスン」とは、この茶箱に 布や着物地をくるりと巻いて装飾し、仕上げる手仕事のこと。
leather & idee ではレザーを使って作ります。
レザー特有のハリとツヤで、ぷっくりと愛おしいフォルムが完成しました。
「茶箱」のサイズについて。
茶箱は茶葉の収納量でサイズを表します。(箱の歴史が感じられるkg表現好きです)
1kgから40kg まで様々な大きさがありますが、leather&idee は1kg茶箱のレッスン。
1kgの茶葉の入る箱の大きさは「高さ17cm 幅16cm 奥行き23cm」。小物の収納に便利なサイズです。
正面にはシルバーの留め具、背面にはヒンジ(蝶番)の金具を取り付けたりと、工具をつかったDIYの要素たっぷりな革茶箱のレッスン。
レザーワークの世界が、ここからまた広がっていく予感がします
フリーレッスン、ディプロマレッスン共に準備中。
なかなか楽しいレッスンになりそうです♩
整い次第ご案内いたしますのでお楽しみに。
anecdote
気密性が高く頑丈な茶箱はパリ万博(1867年)の際、日本の展示物等をフランスに持ち出す運搬用の箱として使用されたそうです。
その後パリに留まった茶箱に(カルトナージュ発祥の地である所以からか)パリの人々が布やタッセルでデコレーション。
美しく着飾った茶箱は日本に逆輸入され「お茶箱の装飾」がはじまったというエピソードがあります。
「茶箱」は茶葉を運ぶ役割を終えた今も尚、楽しい手仕事として、美しく優秀な収納具として 重宝され続けているのです。
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